実例
楽天グループが出資する米国ナスダック上場企業であるLyft, Incについて、22年12月期の楽天単体決算において、2004億円の減損処理を実施することとなりました。なお、カラー契約により、最終的な連結損益への影響はありません。
注目点
上図のとおり、楽天は15年3月にリフト社へ一株あたり10ドル、合計3億ドル出資しました。その後19年に当該企業は上場し、約80ドルの値をつけました。これにより楽天は莫大な利益を得ました。しかしその後株価は低迷し、23年1月時点で約11ドルまで減少しました。現在のところは、楽天はまだこのリフト社への投資で損した訳ではありません。