石井米国公認会計士事務所

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ディーディーエス(3782) シンガポール子会社から4億円の不適切な売上

実例

ディー・ディー・エスが、シンガポール子会社から、約4億円の不適切な売上を計上していることが第三者委員会の調べで判明しました。子会社へはソフトウェアライセンスを販売していましたが、その取引が、2社間の関係性を利用した不適切な販売であったとのことです。また、売上以外にも、連結に影響を与える不適切な会計処理が判明したのことです。

これに伴い、3月末の第一四半期の財務諸表に対する監査が遅れており、予定していた6月15日の期決算発表に間に合わないため、再延長の申請をする予定です。

第三者委員会の調査状況に関するお知らせ

注目点

「2社間の関係性を利用した不適切な販売」とは、おそらく日本本社の社員とシンガポール社長の間で交わされた、密室での取引だったのではないでしょうか。英語のできる本社社員が、グループ内の特定の外国人と密な関係になるのはよくある話です。周りの社員が言語に疎いので、彼らの独断行動を扱うことができないために、このような事件が起こります。海外との取引に対して、本社の管理部門は、契約書の精査や適切な会計処理を十分に検証する必要があります。

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