実例
アジャイルメディア・ネットワーク(日本本社)の台湾子会社が4500万円の循環取引に関与していたことが第三者委員会による調査で明らかになりました。
18年12月期に、日本本社と台湾子会社と台湾現地取引先(美容クリニック)の間で、架空取引が行われていました。
注目点
循環取引の目的は主に2つです。一つ目は架空売上計上です。役務提供のない売上を計上できるので、売上を過大に見せることができます。二つ目は資金繰りです。売上時の手形を割り引くことで支払の前に現金化が見込めるため資金繰り対策になります。おそらく、本ケースの場合は一つ目が目的と思われます。