実例
帝人は、子会社が49%所有する中国合弁企業CSP Victall (Tangshan) Structural Composites Co., Ltd.の残り全株式50.6%に対し、中国企業QINGDAO VICTALL RAILWAY CO., LTD.から買収する契約を締結しました。
帝人は今まで合弁相手の中国企業とCSP社を経営していましたが、これにより合弁が解消されます。買取価格は48億円です。合弁企業の19年12月期直近売上は9億円、当期純利益△4億円、純資産は63億円でした。
注目ポイント
本件の合弁会社は過去三年赤字続きでしたが、一方で純資産は増加しています。つまり、毎年、親会社である帝人と中国企業の2社が出資し続けていたと考えられます。