石井米国公認会計士事務所

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ブイキューブ(3681) シンガポール子会社が22億円の株式を現物分配

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実例

ウェブ会議サービスのブイキューブのシンガポール子会社である V-cube Global Services Pte. Ltd.は、保有するWizlearn Technologies Pte. Ltd.の株式を、親会社ブイキューブへ現物分配することとしました。

分配する原資は資本金(有償減資)で、額は22億円相当です。

これにより、ブイキューブは孫会社Wizlearn社を直接保有することとなります。

なお本来はシンガポール子会社の清算による株式の清算分配を予定しておりましたが、新型コロナにより清算遅延が見込まれたため、今回の再編手法へ変更しました。

注目ポイント

有償減資とは資本剰余金から利益剰余金に振替え、それを配当することです。一方無償減資とは資本剰余金から利益剰余金に振替えますが、それを配当せずそのままにしておくことです。

本件の場合、海外子会社からの分配ですので、税法上非適格現物分配となり、日本本社側は海外からの配当受領として95%非課税になると考えられます。

参照

(開示事項の変更)特定子会社の異動(清算)および子会社の現物分配による孫会社の異動に関するお知らせ

 

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