実例
トレイダーズ証券を子会社に持つトレイダーズホールディングスは、商品先物取引事業を営むインドネシア子会社PT.PIALANG JEPANG BERJANGKAを清算することといたしました。設立当初から事業が不調でした。本清算に伴い当子会社側で貸倒6千万円、事業整理損3千万円を計上いたします。また本社から当子会社への貸倒7千万円を計上いたします。2018年~20年3月期の3年間において、当子会社の売上はわずか7百万円でした。
注目ポイント
本件のインドネシア子会社は長年売上がほぼ立っておらず運営コストのみ発生するような状況のようでしたが、そんな中今回の清算で6千万円の貸倒計上をするようです。つまりこれは売上が貸倒れたのではなく、外部への貸付金が貸倒れた可能性があります。なお清算中は清算人が債権回収作業を行うため、清算が原因で債権が貸倒れるということはありません。