実例
サンリオは、海外子会社4社より配当金を受領する予定です。内訳は中国から16億円、ドイツから25億円、香港から40億円、台湾から18億円相当です。
注目ポイント
中国から日本へ配当を支払う場合源泉税を10%支払わなければなりません。そして配当の源泉税は外国税額控除が適用されません。よって源泉税率を低減させるために、一昔前は、香港に中間持株会社を設立、中国⇒香港の源泉税ゼロ%、香港⇒日本の源泉税5%を享受し、結果5%を節税することができましたが、現在は事業目的のない香港傘下による再編は、税務署より節税目的とみなされ否認されるようです。