実例
三菱グループの総合機械商社である西華産業は、タイ子会社Seika YKC Circuit (Thailand) Co., Ltd.の全事業の休止を決定しました。
日本の顧客と共にタイに進出したものの、収益確保ができませんでした。
今期に日本本社はタイ子会社の代わりに現地金融機関へ借入金を返済したため、前期計上した債務保証損失引当金繰入12億円を全額戻し、同時に貸倒引当金繰入を同額計上します。
注目ポイント
日本本社はタイ子会社の銀行融資を保証してました。業績が悪いタイ子会社がそれを返済できないと見込んだため、本社は前期に債務保証損失引当金繰入を計上しました。そして今回実際に子会社が事業停止し借入を子会社の代わりに返済したため、債務保証損失引当金戻し入れ、今度は子会社への貸倒引当金繰入計上しました。