実例
淀川製鉄所は、21年3月期第1四半期個別決算において、中国子会社の関係会社株式評価損を計上しました。
中国子会社の淀川盛餘(合肥)高科技鋼板有限公司の累積的な損失に伴い、純資産価値が低下したため、出資金に対し60億 64百万円の関係会社株式評価損を計上しました。
注目ポイント
先日洪水被害にあった子会社ですが、個別決算で減損処理になりました。子会社の減損テストでは、金融商品会計に関する実務指針92条によると、一株当たり純資産が、投資一株当たり額した額を下回れば、減損兆候があると判断されます。そしてその下回った度合が50%以上低下すれば、減損処理となります。